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サンプル用ロッド製作

  • NORI
  • 2016年4月23日
  • 読了時間: 4分

今回の依頼は、、、

自分です。。。。

こんな感じのグリップにあうロックな竿を作っちゃうよ~! 

ちなみにマイグリップは羽目殺しのシェイクスピアグリップをぶった切って、フェルールをネジ止め固定できる仕様に改造。一部にメタリッククロームの塗装をかけて鏡面仕上げにしてあります。

当ブランドのロッドは、グラスのような柔らかさが特長の「Versa Flex」と、もう少し固めでパワーのある「Fencer」の2機種ですが、以前Fencerのサンプルロッドを作った時に、バランスを間違えて少し固めに作ってしまったため、サンプルロッドの再製作です。

ブランクはお薦めの無塗装アンサンドフィニッシュ。なぜ無塗装がいいかって?

「渋い。軽い。感度がいい。」からです。

トップの釣りに感度がいるのか?という話ですが、実際には感度というよりも竿から伝わるしなやかさだったり、バスがバイトした時の生命観なんかを感じとれるので楽しさ倍増、という事です。

しかし実際のところ、本当の理由は別にあったりします。実は世界的に見ても最近の流れは無塗装。特にヨーロッパやアメリカなどが顕著で、ブランク製造過程で必要なレジンやウレタンなど溶剤を、環境的な観点から極力少なくしていこうという方向で世界的には動いているからだそうです。今後ますます無塗装のブランクが主流になってくると言われています。

特に釣りは自然を相手にし、自然があってこそ成り立つものですからね!

とはいえ、トップの釣りはかっこよくオシャレで、人が持っていないものを持ちたいというニーズは強いので、オーダーの場合は各色をオシャレに塗装しております。

さて、作り始めましょう。

まずはスパイン出し。ブランクには背骨のような固い部分が存在します。ベイトロッドの場合その背骨の上にガイドを乗せるのが一般的です。ベイトロッドはリールとガイドを左90度に倒してキャストするのが基本ですので、竿を振った時に背骨のない一番柔らかい部分が曲がるので、竿がきちんとベンドしてキャストしやすいということになります。

塗装がない場合は、フェルールとトップガイドを2液性エポキシで固めます

次にガイドをゴムバンドで縛って仮固定します。ガイド足はきちんと削らないとスレッドを巻いた時にデコボコしますので、きちんとヤスリます。糸がらみの少ない人気のLXNガイドで。

今回は派手に行きますよ~。

ガイドの両側に銀テープを巻きます。

下地の銀テープを見せながら、スレッドをスパイラルに巻いていきます。今回はメインスレッドもレッドのメタリックで、ド派手に!

磯釣り竿のようにトップだけ別の色で!蛍光グリーンならダサくない!

巻きあがったら1回目のエポキシを塗っていきます。うちでは1回目のエポキシはガイドの根元までしっかりしみ込むようにかなり薄めています。

アンサンドブランクのため、デコボコがあるので1回目のエポでネーム部分にも塗って下地を作っておきます。2回目のエポキシ前に、サインを入れておきます。

厚みが出てくると深みとともに、輝きが増してきます。

そして、ついに、完成です。

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今回のFencerは5.0ftにしましたが、製品版は5.3~5.6ftとなります。

レッドメタリックのスレッドの中にシルバーのキラキラが見え隠れして、またバットにはトップと同じ蛍光グリーンを一部いれてあり、何ともカッコイイデザインに仕上がりました。

金・銀以外にも、赤や青、緑やピンクまでメタリックテープは用意してありますので、

皆様の好きな配色で製作することが可能です。

オーダーの際は、ガイド2色仕様での料金となります。

1ozオーバーのプラグを多用する方、御用達。

好きな塗装色、好きなガイド色、そして頭を悩ませて考えたバット巻き模様、考える時は至福の時間。

全てお客様の考えたデザインを具現化してロッドを製作いたします。

(もちろんデザインなんて難しい!という方には提案も差し上げます。一緒に考えて形にしていきましょう!)

仕様: Fencer

ガイド: LXN

カラー: 無塗装

スレッド: 2色(メタリック赤)+シルバーテープ巻

バット: スパイラル3色

スタイル: ロック&スペーシー

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