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フローターカラーのロッド製作

  • NORI
  • 2016年6月7日
  • 読了時間: 3分

今回の依頼はこちら↓

フローターと同じ色のトップウォーターロッドを製作せよ。

釣り仲間の先輩にあたる方のロッド製作依頼です。釣り場に行くとしょっちゅうお会いするので、相当な釣り好きです。シーズンインするといつもサクッと50アップを数本釣ってしまいます。先日は30本近く釣って半分が40アップ、50アップが2本混じったとか、、、とんでもない釣果です。メンタースタイルの方なのですが、よく一緒に釣りをしていく中で、少しづつトップの釣りにも興味を持たれているようで、まずは一本トップ用のロッドではじめてみたい。との事でした。

ブランクは・・・固めと柔らかめがありまして、、、、と言おうとしたところ、師匠が「もちろんブルーダーだよな!」、「ブルーダーしかないよな!」「トップやるならブルーダーしか!」という半ば強制的な提案により、今回はブランク持込みでのロッド製作となりました。。。

一緒に釣りをする仲間は、一般的なトップウォータースタイルに比べると、少し特殊な釣り方かもしれません。一般的なウェイトのプラグも使用しますが、真骨頂は10m以上のディスタンスから3g程度のトッププラグをハングの下に落とし込み、ワンアクションで食わせる釣り方です。しかも取り回し重視のためベイトタックルです。そのため、軽量ファーストテーパーのライト、またはウルトラライトのカーボン素材が必須となります。

そんなこんなで今回はダイコーのブルーダーを素材として、リビルドします。ダイコーってもう竿作ってないんです。しかしブルーダーは古い型番ですし、人気がないのか中古市場では比較的簡単に見つけられます。ブルーダーは安いのにしっかりした精度の高い作りが特徴です。

ガイドを外して、塗装を剥がします。デコボコをなくすためきっちりと下地処理をして、カラーリング。携帯で撮ったフローターの写真とにらめっこしながらデザインを考えます。

まだグリップは購入されてないとの事でしたので、シルバーがきても、ブラックが来ても合うデザインカラーにしなくてはなりません。

スタイリッシュさを出すため、シルバーを入れたかったので、ガイドスレッドはシルバーとブラックの2色にしようと仮巻き。

しかし何ともしっくり来ない。。。カッコよさがない。。。オレンジと銀は合わないのか???

原点回帰!シンプルisベスト。単色にしました。

やはり原色系のブランクには、単色カラーが似合うみたい。

結局シルバーはバット部に入れることにしました。うん、イイ塩梅だ。

この先トップスタイルの釣りに移行するかどうかまだ分からないので、グリップはもともとの竿のグリップを流用することにしました。

工夫したのは、ブランクスルーにはしないで、チャンピオンフェルールで差し込めること!

「この釣りが面白い!」と思ってもらい、いざチャンピオン系グリップを購入した際に、そのままトップブランクとして使えるようにしています。もちろんトップ用にグリップは短くカットしています。

そしてついに、完成です。。。!

この竿が出来上がった時、トップの釣りにはまってしまった昔の事をふと思い出しました。

ボウズ続きの釣行が続いて、やっと捕れた一匹は格別なものでした。今でもバイトの瞬間を覚えています。

これからもまた一緒に楽しく釣りを楽しみましょう。

そして、「ようこそ、こちらの世界へ。。。」

オーダーの混雑状況に応じては持込みブランクによるリメイクも承ります。持込みの場合はメール等でお問い合わせください。

仕様:ダイコー社 ブルーダーリメイク

ガイド: LN

カラー: オレンジ(艶あり)

スレッド: ブラックスパイラル

バット: スパイラル2色+シルバーテープ

スタイル: スタイリッシュ

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